月経痛・生理痛を東洋医学で考える③ 〜熱との関係〜

query_builder 2023/12/04
茨木_鍼灸東洋医学
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前回は"冷え"が引き金となり

起こる月経痛・生理痛について綴りました。


月経痛・生理痛を東洋医学で考える〜冷えとの関係〜


たかが冷え、されど冷え…

放置していると子宮筋腫や卵巣嚢腫、

不妊などの婦人科疾患へ繋がりかねない、

ということも説明しました。


「冷えは女性の敵」


それはもちろんなのですが…

今回は逆の"熱"が女性の身体に与える影響…


月経痛・生理痛との関連について

綴っていこうと思います。


【熱が女性の不調を招く?】

まず、熱とはなんぞや?と。


前回は"冷え"のことを寒邪といいました。


同じ概念です。


こちらの場合は熱邪もしくは邪熱といいます。


夏の暑さも、勿論熱邪の一種ですが…

熱の場合は外部の影響を受けるというよりは、

内部に熱が蓄積されることにより、

様々な不調を招くことが多いように思います。


では、内部に熱が蓄積されるというのは

どういうことであって、

また、どのように蓄積されるのか??


蓄積されるパターンの多くは2つあります。


・飲食物によるもの

・感情によるもの


です。


まず、前者の飲食物について。

めちゃくちゃ簡単に言うと、

"熱量(カロリー)"といえば

誰でもわかるかと…笑


多くは糖質の高いもの

油がよく使われているもの…


この辺りは身体に熱を籠らせ易いです。


チョコレートやケーキ、クッキーなど

洋菓子系はダブルパンチですよね…。


後者の感情は、

イライラしたり怒ってカーッとなるように

ストレスが溜まって溜まって

気の停滞が慢性化してしまうと、

やがてが起こり、となります。


これらによって身体の中に熱が蓄積されると…

煮物やベッコウ飴をイメージして頂きたいのですが、

熱を加えれば加えるほどドロッとしたり、

固まってきたりしますよね??


血も同じです。


熱によって凝固したり、ドロっとするのです。

これも以前から言っている瘀血(オケツ)です。


こういった病理ルートが原因となり、

月経痛や生理痛が起こるということです。


ですから…

飲食の不摂生や

ストレスの抱えすぎは

身体に毒ということですね。


他にも熱が生じる原因はあるのですが、

長くなるのでこのへんで(^^;


【生活習慣を振り返ってみましょう】

身体は何よりも大事な資本です。


月経痛や生理痛を始めとした

婦人科疾患で悩まれる方々…


ご自身の生活習慣を

一度振り返ってみて下さい。


ストレス社会といわれる現代、

忙しない日々の中、

なかなか振り返る機会がないかと思いますが…

ご自身のお身体の声を聴き、

見つめ直す時間を作ってあげましょう。


勿論、全部を改善しろ!

というのはなかなか難しい問題でもあります。


私も甘いもの、美味しいもの、お酒、

好きですし…笑


鍼灸 縁庵では

鍼灸施術でお身体を整えつつも、

ご一緒にお身体が良い方向へと向かうような

アドバイス・養生もさせて頂いておりますので、

お気軽にご相談くださいませ♪


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鍼灸 縁庵

住所:大阪府茨木市永代町6-19 近藤ビル402

電話番号:090-3890-4915

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