花粉症について 〜東洋医学の視点でみる原因〜

query_builder 2024/03/07
東洋医学体質改善
花粉症 東洋医学の視点で

3月になり…

本格的に春が近づいてまいりましたね。


まだ寒かったりする日もあり…

最近は不安定な気候も多く、

体調不良を起こす人も多かったですが…

やはり!この時季といえば…


花粉症!!

ですね。


天気予報でも花粉の飛沫情報が

伝えられるようになってきました。


前にこの話をすると言いながらも…

少しバタバタしておりなかなか綴れませんでしたが…笑


ようやく!!


今日は花粉症について、

東洋医学的見解を書いていきます。


西洋医学とはまた別の視点なので

楽しみながら読んで頂けると幸いです。


では、いきましょう〜。


【まず、花粉症とはなにか?】

春は東洋医学では肝の臓の季節であり、

一年で最も肝の気(以下、肝気)が活発的になる時季です。


以前にも何度か綴っていますが…

肝には気を巡らせる働きがあります。


五臓六腑〜肝の臓〜


しかし、春は出会いと別れの季節とも言われるように

環境の変化も大きく、ストレス負荷がかかりやすい

季節でもあります。


ストレス負荷が大きいと、

肝の臓が影響を受けて気機(気の循環)の失調を起こします。


この肝の気の流れが悪くなることを

肝気鬱結(かんきうっけつ)といいます。


つまり気が滞っている状態です(=気滞)。


気が滞ると、さまざまな不調を招きます。

肩こり腰痛などのコリや痛み症状だけではなく、

気分が優れない、やる気が出ない…

酷くなると鬱症状が現れたりもします。


現代医学でいう

「原因はストレスだ!」というやつのほとんどが

初めはこの病理からきているものだと考えられます。


最近でこそストレスが原因で

様々な病変を引き起こすと言われるようになってきましたが…

遥か昔の中国の人たちは既に知っていたのですねぇ。


【春先は気が昇りやすい?】


"気"というものはのものであり、

動的で、温かで、上昇作用があります。

本来、動き続けないと行けないものが

ずーーっと滞ってしまうと、

いずれ熱膨張のような状態を起こします。


何かを皮切りにして、この膨張が爆発した際に、

溜まっていた気は、急激に上へと向かっていきます

火がメラメラと上へと伸びていくように。


このメカニズムでよくみられるのが…

頭痛耳鳴りめまいなどといった上方で起こる症状ですね。

やはり、これらの症状は春に増えてきます


もう勘のいい人はお分かりだと思いますが…

花粉症も同じ、主に上の症状ですよね。


さらに普段から飲食が乱れたりしていて…

身体の中に余分な湿気(水分)の停滞を起こしている人は

気が上へと昇る際にこの水分が持ち上げられるために

鼻水症状が強く出たりします。


水分の停滞がさほど顕著ではない人、

もしくは身体が熱に偏っている人は

目の痒み乾燥などの症状が主ですね。


毎年のように花粉の飛沫が例年の◯倍だとか、

よく騒がれますが…


その中でもアレルギー反応を起こさない人もいます


勿論、体質というものもありますが…


なぜ発症するようになったのか?

なぜ今年は症状がキツいのか?マシなのか?


といったところにフォーカスすると、

意外と解決の糸口が見つかったりするものですよ♪


そういった面ではやはり、薬で押さえ込むのではなく、

一人一人の原因を究明して、

的確な処置を行うことが大事だと思います。

(症状が強くて何も手がつけられないような場合は

薬を併用することを私はお勧めいたします。)


丁寧に弁別するからこそ、

鍼灸、漢方などの東洋医学療法では

そういったことにアプローチすることができるのです。


それも…しっかり原因を把握できている、

ということが大前提ですけれどもね( ̄∇ ̄)


症状がかなり強くなってからでも効くには効きますが…

少しでも抑えるのであれば事前に準備しておきましょうね!

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鍼灸 縁庵

住所:大阪府茨木市永代町6-19 近藤ビル402

電話番号:090-3890-4915

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