不正性器出血「崩漏」とは?原因・症状・治療と日常でできる対策【西洋医学×東洋医学】

query_builder 2025/08/14
茨木_鍼灸東洋医学体質改善
崩漏(不正性器出血)

「いつもと違う時期に出血があった」

「生理が終わったはずなのに出血が続く」——。

こうした症状は不正性器出血と呼ばれ、医学では”崩漏(ほうろう)”とされています。
一時的な体調変化で起こることもありますが、

中には婦人科疾患のサインである場合もあります。


この記事では、不正性器出血の原因や症状を

西洋医学東洋医学の両視点から解説し、

日常でできる対策(養生法)もご紹介します。


【不正性器出血とは(西洋医学的定義)】

不正性器出血とは、
月経周期とは無関係に性器から出血がみられる状態
を指します。
年齢を問わず起こりますが、

特に思春期・更年期・閉経後の女性に多くみられます。


突然の予定にない出血に不安感を覚えたり、

原因がわからず、心配になる方も多いのではないでしょうか。


まずは西洋医学的にどのように考えるのか、状況なのか。

どのような疾患の可能性があり、どのように対処していくのか、

をまずは知りましょう。



【西洋医学での原因と分類】

不正性器出血は、大きく器質性機能性に分けられます。

1器質性(臓器の構造的な異常)

  • 子宮筋腫
  • 子宮内膜ポリープ
  • 子宮腺筋症
  • 子宮内膜増殖症
  • 子宮頸がん・子宮体がん
  • 外傷や感染(子宮内膜炎など)

2機能性(ホルモンバランスの乱れ)

  • 排卵障害(多嚢胞性卵巣症候群など)
  • 思春期や更年期に起こるホルモン変動

3妊娠関連

  • 流産、子宮外妊娠、胎盤異常

機能性では、思春期や更年期の生理的な問題だけではなく、
ストレスや過労が原因となってホルモンバランスが崩れることもあります。

しかし、不正出血に加えてひどい月経痛や排卵痛、
その他子宮に違和感や痛みを感じる場合は器質的な異常(≒病気)が隠れている可能性があるため侮ってはいけません。


不正出血が続く場合は病院を受診して、精密検査を行いましょう。



【西洋医学での検査・治療】

西洋医学での検査と治療は一般的には以下のような処置がとられます。

検査

  • 経腟エコー
  • 細胞診(子宮頸部・子宮内膜)
  • ホルモン検査
  • 血液検査

治療

  • ホルモン療法(ピル、黄体ホルモン)
  • 外科的治療(子宮鏡下手術など)
  • 感染症の場合は抗菌薬
  • がんの場合は手術・放射線・化学療法

機能的な問題では主にホルモン療法が中心となりますが、

器質的に異常がある場合は外科的処置がとられる可能性があります。

病気が進行し、大きくなると外科的治療も大がかりとなり、
生体に大きな負担をかけてしましますので、
やはり早期発見が重要になってくることでしょう。

【東洋医学での不正性器出血「崩漏」】

東洋医学では、不正性器出血は崩漏(ほうろう)と呼ばれます。

崩漏(ほうろう)は「崩」と「漏」の2つに分けられます。

  • 崩(ほう):急に大量の出血
  • 漏(ろう):少量の出血が長くダラダラと続く

どちらも一緒にみられることが多いので
一般的には「崩漏」と呼ばれます。


東洋医学的に考える原因は
奇経八脈である「衝脈・任脈」の失調と、

それを引き起こす気血・陰陽バランスの乱れにあります。


東洋医学の弁証分類

気血、陰陽のバランスの乱れ…といいましたが、
いくつかの型があります。


簡単ですが一般的なものを以下にまとめました。

弁証型

特徴

主な症状

気虚型

脾気虚弱で統血作用が低下

薄い色の出血、長引く、倦怠感

腎虚型

腎精不足で衝任二脈が固摂できない

出血が慢性化、腰膝のだるさ、めまい

血熱型

血分に熱がこもり血行が速まる

鮮紅色の多量出血、ほてり、口渇

瘀血型

血行停滞で不規則出血

紫暗色の血塊、下腹部の刺痛



不正出血がある場合、その出血の状態や付随する症状を弁別し、自分はどの型に当てはまるのか?
それを知ることによって、治療の方針が立ち、それぞれ養生法も変わってきます。

同じ主症状でも治療方針が違ってくることを
『同病異治(どうびょういち)』と言います。


6. 養生法(予防・再発防止)

  • 下腹部・腰を冷やさない(温かい服装、腹巻、靴下を履く)
    →特に気虚、腎虚、冷えからくる瘀血(寒凝瘀血)型の人は意識するようにしてください。
     冷たいものの過剰摂取にも気をつけましょう。
  • 規則正しい生活(睡眠・食事リズムを整える)
    →これはどの型にも言えることですね。
     睡眠不足は陽気、陰気ともに不足します。
     食欲不振になれば陽気、陰気が不足し、
     熱性のものの偏食は身体は熱(陽)に偏り、
     寒性のものの偏食は身体は冷え(陰)に偏ります。
     何事もバランスが大事です。
  • ストレス管理(深呼吸や軽い運動で気血の巡りを保つ)
    →ストレスや運動不足は気血を鬱滞させます。
     リフレッシュがてら散歩などで構いませんので軽い有酸素運動を取り入れて循環を良くするようにしましょう。
     最近ではヨガやピラティスも流行っていますね。
  • 婦人科検診を定期的に受ける(早期発見・早期治療のため)
    →異常を感じた場合はまずはこれです。
     何もなければそれで良い。
     「ん?」と思ったらまずは受診しましょう。
     病院での診断もまた、鍼灸施術の方針を決めていくにあたっての参考となる場合が大いにあります。

不正性器出血は、一時的な体調不良から
重大な婦人科疾患まで、幅広い原因で起こり得ます。
「いつもと違う出血」「量や期間が気になる」場合は、
まずは婦人科での診察が第一歩です。
西洋医学で原因を明確にしたうえで
鍼灸や漢方といった東洋医学による体質改善や
養生を組み合わせることで、
再発防止や健康維持に役立ちます。

若年層の女性では、放置していると不妊やその他の病気へとつながってしまう可能性もあります。


まずは自分の身体について興味を持ってください。


そして一緒に不安な症状を改善していけるよう、
鍼灸 縁庵はお手伝いさせていただきます。


今回のような女性疾患はもちろんですが…

他にも気になる症状があればまずはご相談ください。

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鍼灸 縁庵

住所:大阪府茨木市永代町6-19 近藤ビル402

電話番号:090-3890-4915

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