金沢マラソンで“腰が抜けた”話 〜五労とランナー腰痛を東洋医学でひもとく〜

query_builder 2022/11/15
東洋医学
服部天神

先日まで、腰痛について何本かブログを書いてきましたが


―― はい。 私本人がやらかしました(^-^;



金沢マラソン2022で起きた「腰に力が入らない事件」


2022年10月30日、金沢マラソン2022に出場してきました。


ところがレース中盤で、

「ギックリ腰!……まではいかないけれど、 腰にまったく力が入らない」

という状況になってしまい、予定していたペースは維持できず、一気に完走目標へ切り替え…。


今だからこそ笑い話ですが、 当日は本当に悔しかったです。



【実は、レース前から“予兆”は出ていた】

今思えば、そのサインは前々から出ていました。


① 行きの電車で「久立」発動 行きの電車。

指定席を取り損ねてしまい、やむなく自由席へ。


そして―― 車内は超満員


レース前なのに、ずっと立ちっぱなし


という、ランナー的にはあまりよろしくない状況に……。


東洋医学には

「五労(ごろう)」という言葉があります。


久行(きゅうこう)・久視(きゅうし)・久坐(きゅうざ)・久臥(きゅうが)・久立(きゅうりつ)


これは、東洋医学の聖典『黄帝内経・素問』「宣明五気篇(第23篇)」に出てくる内容です。


それぞれ、


  • 久行:歩き過ぎて「筋」を傷める
  • 久視:目を使い過ぎて「血」を傷める
  • 久坐:座り過ぎて「肌肉(筋肉)」を傷める
  • 久臥:寝過ぎて「気」を傷める
  • 久立:立ち過ぎて「骨」を傷める


という意味があります。


さらに、この五労には、それぞれ五臓の配当があります。

  • 久行 → 肝
  • 久視 → 心
  • 久坐 → 脾
  • 久臥 → 肺
  • 久立 → 腎


つまり、


久立=骨を傷める=腎を傷める


という関係になっているわけです。


レース前にギュウギュウの車内で立ちっぱなし


―― まさに“久立で腎を削っていた”と考えられますよね(^_^;)



② 夜中の「2回トイレ」にもサインが…

さらにその日の夜。

普段はそんなことないのに、夜中に尿意で2回も目が覚めました。


「いや、おじいちゃんか!」


と自分でツッコミたくなる状況。笑


腎の蔵の機能が低下すると、

(ここは西洋医学の腎臓とも少し話が近づきますが)


  • 泌尿器系のトラブル
  • 夜間尿が増える


といった形でも現れやすくなります。


このあたりからすでに、

「あ、腎の気をだいぶ消耗してたな…」と、

今振り返るとわかります。



【レース本番で「腰が抜ける」ような感覚に】

そして迎えたレース当日。


途中までは順調だったものの、ある地点を越えたあたりから…


  • 腰にぐっと力が入らない
  • 踏ん張りがきかない
  • ペースが維持できない


という、「腰が抜ける」ような感覚に襲われました。


まさに、


久立で腎を損ない → 腰(腎の府)にツケが回ってきた


という流れだったのだと思います。


完全なギックリ腰にならなかったのは、まだ救いでしたが……。



【「あの時点でケアしておけば」と反省】

今振り返れば、


  • レース前の久立(立ちっぱなし)
  • 夜間頻尿というサイン


この時点でしっかり自分に鍼をしておけば、

あそこまでの“腰トラブル”にはならなかったかもしれません。


「事前にちゃんとケアしておけばよかったなぁ」


と、東洋医学を語る身として大いに反省……。


一応、レース前には足の神様・服部天神にお参りにも行っていたのですが…

足ではなく、腰がやられてしまった院長でした〜。

(神様も「腰は守備範囲ちゃうねん」と言っているかもしれませんね。笑)



【ランナー・スポーツをする方へ】

私と同じように、日頃からスポーツをしている方は、ちょっとした身体の変化にも敏感だと思います。


  • いつもより疲れが抜けない
  • 夜中のトイレが増えた
  • 腰や膝に妙な違和感がある


そんな「小さな異変」は、

東洋医学的にはすでに“黄色信号”が点いている状態かもしれません。


症状がドカンと出る前に、対処しましょう。

(……と、腰をやらかした私が言うのも何ですが。笑)



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鍼灸 縁庵

住所:大阪府茨木市永代町6-19 近藤ビル402

電話番号:090-3890-4915

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