二十四節気『小寒』意味合いと過ごし方〜東洋医学視点で〜

query_builder 2023/01/06
茨木_鍼灸東洋医学
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【二十四節気『小寒』2023年は1月6日】


本日1月6日より節気は"小寒(しょうかん)"に入りました。

小寒は「寒の入り」と言われ、これから更に寒さが厳しくなる頃

という意味合いがあります。


また小寒から大寒を越え、節分までの約30日間が「寒の内」と言われ、

寒が明けると立春となります。暦上では春になるのです。



自然界では陽が少しずつ芽生えてくるとはいえ、

まだまだ寒い日が続くわけですねぇ…。


寒いのが苦手な私にとっては魔の季節です。。。

(ほんっとに朝起きるのがつらいですよね)



また、厳寒が始まるだけでなく

空気も乾燥しカゼやインフルエンザなどの感染症も流行りやすい時季でもあります。

こういったことが昔から知られているために

この寒中に出されるのが”寒中見舞い”なわけですね!


既に、私の周りでも体調不良の話をチラホラ聞きます。

今ですと流行りの新型コロナウイルスなんかもそうですよね。


全国的にも再び増えてきていますが、

やはりこれは時季的なものもあり、感染対策が云々の話だけではないと個人的には思います…。


もうこれほど増えていたら誰がどこで罹ってもおかしくないと思います。


仮に罹ったとしても無症状済むように、

もしくは軽症で済むように免疫を整えておく!


これに関しては日頃の養生に加え、

鍼灸施術は効果的だと思いますので、定期的にしっかり通っていただきたいですね!


【小寒を更に3つに区分すると】


二十四節気を更に三つに分けた

七十二侯では以下のように区分されます。


初侯…芹乃栄(せりすなわちさかう) 

芹が生え始める頃。芹は春の七草のひとつで、冷たい水辺で育ちます。



次侯…水泉動(みずあたたかをふくむ) :

凍った泉の水が溶け、動き始める頃。まだまだ空気は冷たく、寒い時期ですが、春に向けて少しずつ動き出している。



末侯…雉始雊(きじはじめてなく) :

雉が鳴き始める頃。雄が雌への求愛行動で「ケーンケーン」と甲高い声で鳴きます。



次侯の水泉動はまさに陰の中に陽が芽生えてきているのを示していますね!

人体においても然り。


年末年始でダラ〜っと過ごしてしまった方は身体を今から動かす習慣をつけていき、

春からはしっかり陽の時季らしく身体を動かす!


日頃から自律神経系を整え、ストレスの発散も出来るように

運動することを今のうちから習慣化していきしましょうね!



【小寒といえば…】

古来から続いている七草粥!


1月7日に、一年の無病息災を願い春の七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)の入ったお粥を食べます。


芹(セリ)に関しては初侯にも登場しましたね!


これはただの願掛けだけではなく、

年末年始の祝膳や祝酒で弱ってしまった胃腸を労わる意味合いも込められています。


この行事はなんと…

平安時代から続いているそうな!


鎌倉時代末〜江戸時代にかけて成立した

『御伽草子』(おとぎぞうし)という短編物語集にも"七草粥"について触れられています。

※1口で10歳若返る…など、そんなアホなっ!って内容ではありますが、親孝行の功徳を説いた話なのでそこは大目にみましょう。笑



さて、皆さんは年末年始に食べ過ぎませんでしたか?笑



正月に関係なく…

食べ過ぎたな〜、胃の調子が悪いな〜

と感じる時には、

他に余計なものを食べずにお粥を頂くのはいいことですよ!


そもそも米の自然な穀物の甘みは、

東洋医学でいう脾胃(消化器系全般)を養い、

且つ、炊いて柔らかくして消化しやすいようになっているので

七草粥の風習も理にかなっていることがわかります。



私も患者さんに、鍼した後に伝えることがあります。


「今晩はあっさりお粥にして下さい」と。


本当に実践しているかはわかりませんが…笑



我々のようにたった1箇所に絞って鍼をすることは

非常にデリケートな処置になっておりますので

施術した日に濃いものや油こいもの、消化しづらいものは控え、食べすぎないようにすることを勧めております。

腹は8分目!


せっかく整えた気が

消化する方ばかりにいってしまうと勿体ないですからね…。


施術効果を引き上げるためにも、我慢してください(笑)




因みに私は…年末年始は走り込んで

(1日30km以上走ってました。笑)

逆に正月痩せしてしまったので…(^-^;

むしろ食べなければならないです。笑



ではでは…

冬の寒さにも、病や感染症負けず!

丈夫なカラダを作っていきましょう!!


大阪 茨木市では鍼灸 縁庵が全力でサポートさせていただきます(^^)♪


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鍼灸 縁庵

住所:大阪府茨木市永代町6-19 近藤ビル402

電話番号:090-3890-4915

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