二十四節気『大寒』意味合いと過ごし方〜東洋医学視点で〜

query_builder 2023/01/20
茨木_鍼灸東洋医学
IMG_4916

【二十四節気『大寒』2023年は1月16日】


本日より節気は"大寒(だいかん)"に。

寒の内の真っ只中で、一年で寒さが最も厳しくなる頃とされています。

まさに、字のとおりですね!


期間としては立春の前日まで。つまり節分までの期間となります。


寒さはまだまだ厳しいですが、

これを乗り越えると…いよいよ暦上では春到来!です。

寒い中にも日差しの暖かさや、春の植物が芽吹きだしたり…

陽の気をより感じられるようになるのではないでしょうか。



大寒は”寒中水泳”や、武道では"寒稽古"が行われる時季ですね!


私も幼少期に乾布摩擦をやっていた記憶がありますが…


今だったらあり得ない…そう考えると子供って元気なのですねぇ。笑


今の世代の子供はもうしないのかな??



【大寒を3つに区分すると】


二十四節気を更に三つに分けた

七十二侯では以下のように区分されます。


初侯…款冬華(ふきのはな さく)

☞蕗(ふき)の花が芽を出し始める頃。若い花芽が春の山菜としてよく知られている蕗の薹(フキノトウ)です。


次侯…水沢腹堅(さわみず こおりつめる)

☞ 沢の水が氷となり、厚く張りつめる頃。最も最低気温が記録されることが多い時期。


末侯…鶏始乳(にわとり はじめて とやにつく)

☞鶏が春の気を感じ、卵を産み始める頃。鶏は日照時間が長くなるにつれ、産卵率が上がっていきます。


厳寒でありながらも、

徐々に春が芽吹き出していることがわかりますね…!

この期間を乗り越えれば、いよいよ立春。

私は寒いのが苦手なのでほんと春が待ち遠しい。。。



また、この時季の気候を表す

「三寒四温(さんかんしおん)」という言葉があります。

3日間寒い日が続いた後に、4日間暖かい日が続くという意味合いです。

聞いたことはあるのではないでしょうか?


ただ、元は中国の東北部付近で用いられた言葉で、

この時季に冬のシベリア高気圧の影響を受けて現れる気候を示したものなのです。


日本の天気予報では、来週から更に強く冷え込むのだとか…!!

\(^o^)/ナンテコッタパンナコッタ



日本で実際に三寒四温を感じられるのは、もう少し先になりそうですね…。



【大寒の時季にあるものは?】

さてさて、冒頭で述べたように節分の翌日からが立春となります。

そもそも節分とは、"季節を分ける"ということで

立春・立夏・立秋・立冬の前日を示す言葉でした。


なぜ、立春前だけに節分という文化が残ったのか…?



季節の変わり目は自然の変動と共に、身体の変動も起きやすいですが、

冬から春への移り変わりは特に変化が大きい。


そしてこの時季はまだまだ寒さもあり、

ちょっとしたカゼから大病につながったり、深刻な病をもたらすこともある。


これを古くの中国では「疫鬼(えきき=中国に伝わる鬼神或いは妖怪)が民に病や災禍をもたらす」とされました。


そこで疫鬼を駆逐し、古い年を送り、新たな年、春の陽気、吉福を内に迎えたわけですね。

※『後漢書』礼儀志長などに記載あり。


コレが「鬼は外、福は内」というあの掛け声の起源なのだと思われます。



また節分の豆まきは

"魔滅(まめ)"という語呂合わせから室町時代頃に始まったようです。


昔の人は言葉には霊力が込められている、と信じ

言霊(ことだま)となるように語呂合わせなどをよく使っていたようです。


また、もう一つ豆を使用した理由が…


五穀といいまして、

米・麦・稗(ひえ)・粟(あわ)・豆の5つの穀物は

農作民族であった日本人には欠かせない食材で、これらの穀物には力が宿る、とされてきました。



コレは東洋医学(古代中国)の思想の1つである五行思想でも似たようなものがあります。


五行(それぞれ5つのものには自然の属性が存在する)では

木ー麦(むぎ)

火ー黍(きび)

土ー粟(あわ)

金ー稲(いね)

水ー豆(まめ)

とされています。


何れにせよ…豆は含まれているのですね!



日本では五穀を神事に使用される習慣があります。

そのなかでも特に米と豆は神聖なものとして、鬼を払う力を持っていると信じられてきたわけですね。


私も小さい頃に、「米1粒には○人もの神様が〜」といった言葉を耳にしたことがあります。

何人か、までは覚えていませんが。笑



それ故に、節分の日に福豆を歳の数だけ及び歳の数+1粒食べる

という風習は一種のお清めなようなものでもあったのでしょうか。


でもまぁ、小さい頃は良いかもしれませんが

大人になってきたら歳の数ってまぁまぁ大変…笑


食べ過ぎは消化にも悪いので気をつけましょうね…(^_^;)



そんな寒さが強くなりつつも、明ける頃には春が来る大寒の時季。


まさに疫鬼にやられないように…

身体の不調が生じる前に、しっかりと定期的に鍼灸施術を受けるようにして


身体の中の邪気を排出して体質改善。

未然に整えておきましょうね!!



言うことをきかないと…



鍼灸 縁庵の院長が…鬼になるやもしれませんよ…!!(・_・)


マラソンには自信があるので、どこまでも…どこまでも追いかけ回します(^_-)-☆


----------------------------------------------------------------------

鍼灸 縁庵

住所:大阪府茨木市永代町6-19 近藤ビル402

電話番号:090-3890-4915

----------------------------------------------------------------------

NEW

VIEW MORE

CATEGORY

ARCHIVE

TAG