慢性腰痛を東洋医学で考える

query_builder 2023/11/08
茨木_鍼灸東洋医学
7498

HOT PEPPER Beautyのブログにも

同じようなこと書いてますが…

あっちは1000文字という文字制限があり、

もう、これでもか!

ってほど短縮しています(笑)


こっちでは文字数の制限がないので、

被るところもありますが少し内容を加えて

綴っていこうと思います。


よりコアな方は是非、お読みください。笑


簡単でいい!

という方はこちらへ…。

HPB 腰痛の原因 東洋医学の考え方


ではいきましょう〜。


【病の本質を見極める】

一括りに腰痛と言いますが

痛む部位や痛みの質、痛みが誘発される要因…

それは様々です。


部位ならば背骨あるいはその周囲、

もしくは外側の方、お尻に近いところが痛む、


痛みの質ならばズキズキ痛い、突っ張って痛い、

刺されるような激しい痛み、重だるい感じ、


誘発要因がずっと座っているのとつらい、

屈むと痛む、捻ると痛む…などなど。


同じ”腰痛”という疾患でも

一人ひとり訴える症状が異なるように

根本的な原因も違うわけですね。


病の発症に至った原因を病因といい、

その至るまでの過程・ルートを

病理(もしくは病機)といいます。

これらを合わせて病因病理(機)とよくいうのですが…


東洋医学では出ている症状

≒結果だけ見るのではなく、

この病の本質を明らかにした

病因病理を重要視します。


つまり、腰痛が起こる背景にも

や人それぞれの病因病理があるわけであって

訴える症状が違ったり、症状が同じようでも

体質や生活環境が違うわけですから

病因が異なってくることは多々あります。


以前にブログでも綴った

冷えからくる急性腰痛で例えますと…

病因は『冷え』であり、その冷えが

弱った場所に入り込んだ

という事実(病理)があって

強い腰痛(結果)が出ている、

ということです。


では、慢性腰痛には

どのような病因病理があるのか?

少し例を挙げてみましょう。


①運動不足による気の停滞もしくは

 ストレスにより気の停滞が慢性的にあり、

 座り仕事で動かないことが多いため

 腰部付近で気の停滞が特に起こり、

 長時間座っていることがつらい、

 動き出すと楽になる。


②過労や睡眠不足、虚弱体質のため

 腎気の不足※1が生じて、腰が常に重だるい。

 長時間立つ・歩くのがつらい。

 横になって休憩をとると緩解する。

 ※1=腎の臓が腰と深く関与する。

五臓六腑〜腎の臓〜


③ギックリ腰を起こすことがあるが、

 いつも同じ側で起こりやすく、

 急性の改善してからも慢性的に

 同じ部位が突っ張って痛い、だるい。


この場合、②にあたる腰痛は

明らかに肉体的疲労による痛み、

つまり気の不足によって起こる腰痛です。


こういった腰痛に強い刺激の処置

(=気を散らすようなこと)を

してしまうと悪化するのは明らかです。


これは実証(邪気がメインの病理)なのか?

これは虚証(正気の弱りがメインの病理)なのか?


と、このように東洋医学は原因を見極めます。


ただ実証、虚証はそれぞれが複合して

出現することの方が多いです。

ならば、現時点において

どっちのウエイトが大きいのか?


こういうことをベッドサイドで話を聞きつつ

ツボを診たり、脈を診たり、舌を診たり…

どんどん的を絞り込んでいき、

現時点で必要な処置を決定するわけです。


当院は少数の鍼での処置が特徴ですが…

それに至るまでのドラマが…すんごいあるんですよ〜。


シンプルなものほど難しいってやつ?


ベッドサイドでただただ

お話ししているだけではありません。笑


見極めるためにあれやこれやと、

ガチャガチャ考えてやってます。


シンプルだからこそ難しい、

でもシンプルだからこそよく効いてくれるし、

よく効いてくれたら患者さんも喜んでくれる。


そうしたら私も嬉しいし、楽しい。


やっぱり面白いですね〜。

鍼灸ってものは。



と、いうことが書きたかったんです。

ホットペッパービューティーでも!!笑


この時点で制限の1000文字から

500字オーバーしてますからね。


時短ならぬ…

字短を習得できるように精進します。。。


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鍼灸 縁庵

住所:大阪府茨木市永代町6-19 近藤ビル402

電話番号:090-3890-4915

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