三寒四温。体調不良の増加は寒暖差が原因かも!?

query_builder 2024/02/15
茨木_鍼灸東洋医学
寒暖差による体調不良

2月の4日に立春を迎え…

暦上は春、です。


まだまだひんやりする日もありますが、

これぞ三寒四温!と言わんばかりに

最近では暖かい日と寒い日が

繰り返されているような気がしますね。


この寒暖差こそが…

様々な体調不良を起こす引き金にもなりかねません。


皆様の周りではいかがでしょうか?


カゼ引き、インフルエンザ、コロナウイルス…など

よく耳にします。


今回はこの寒暖差で体調不良を

起こしやすい理由について綴っていきます。



【人体が気温変化についていけていない】


まず、前提として…

気温が上がると人間は体温が上がりすぎないように

毛穴が開くようになり、発汗しやすくなります。

発汗することによって熱を放散し、

且つ皮膚温度を下げるように働くわけですね。


暖かい日が続くと、上記のような働きにより

”暖かい気候に適した身体”になります。


逆に気温が下がると、体温が下がりすぎないように

毛穴は閉じて発汗量が減少し、

熱を必要以上に漏らさないようになります。

これは”寒い気候に適した身体”ということです。


このように一度暖かくなって、

毛穴が開いて発汗しやすくなった状況で、

再び寒い気候になってしまうと…


無防備になっている人体は

モロに冷えに晒されてしまいます


それがトリガーとなってカゼ症状を発症したり、

そこから更に進展して様々な感染症に

罹ってしまったりするわけですね。


ですから普段からこの寒暖差にうまく適応できる体づくり

もしくは細菌やウイルスが侵入してきたとしても

それに耐えうるように免疫力を向上させておくことが

非常に大事になってくるんです。


罹ってから薬を飲んで回復して…

というよりも、


罹らないまま、元気!な方がいいでしょう?笑


少なくとも私は、

かれこれ5年は病院に罹っていませんし

薬も飲んでいないし、カゼも引きません。


カゼを引いた人や、

コロナウイルスやインフルエンザに罹った人を

診て、実際に治療もしますが…

一切、感染ることもありません。笑


ちゃんと整えておくと、そうなってきます。


体調を崩した、病気をした、

これは運が悪かったな…

じゃなくて、なんでそうなったのか?

を考えるようにしましょう!!


まさに『未病を治す』の精神ですね(^ ^)



【カゼ引きも感染症も鍼灸の適応!】


そして何度もブログで言っておりますが、

自然界には身体に悪影響を与える外邪というものがあり、

東洋医学では冷えは”風寒邪(風邪+寒邪)”と考えます。


漢方の起源となった湯液(当時のお薬)の古典でもある

『傷寒論(しょうかんろん)』という有名な書物があるのですが、

これに関してはまさに字の如く”寒邪に傷られる”ハナシ。

つまり今でいうカゼ引きや感染症全般などの話を書いております。


これ自体は丸っきり湯液の本ですが、

その弁証(病の見立て)と症状を事細かく書いています。

「◯◯によって起こった△△の症状には、××の処方が宜しい。」

のように。


この考え、病の見立ては

鍼灸にも勿論活かすことが可能で、

傷寒論の考えを掘り起こして鍼灸に応用した

歴代の医家たちは、やはり様々な病気を治してきています。

(中には…それ、ほんまかいな!?

って疑うようなものがあるのも事実なのですけれども…笑)


今では現代医学が中心となり、なかなかね。。。

ツボの効能がどうだとか、

気が、血が、水がどうだとか

言わなくなってきてしまい…

鍼灸=肩こり、腰痛などの

”痛みをとるもの”と認識されがちですが、

カゼ引き・感染症・内臓疾患・精神疾患などなど…

そんなものも良くなっちゃうんです。


3000年も前から治してきているという

事実・記録があるんですから。


数値や画像所見では映らないかもしれませんが、

人体は未だにブラックボックスなわけですからね、

全てを数値化、見える化できるわけではないんです。


エビデンスがどうとか…

それこそ屁理屈に聞こえるんですよね。

現代科学が伝統医学に追いついていないだけの話でしょう。


と…ここまでにしておきましょうか。笑

(否定しているわけでではありませんので…

もっと考えを柔かく持ちましょうよ…ってだけです)


と、今回は鍼灸をはじめとした

東洋医学の『可能性』を知っていただけたらな、と。


治せないものが出てきたならば、

それは鍼灸が効かない、のではなくて、

その人の”実力不足”なだけです


ってこと、昔の古典にも書いてますね。


私も日々、精進あるのみですm(_ _)m


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鍼灸 縁庵

住所:大阪府茨木市永代町6-19 近藤ビル402

電話番号:090-3890-4915

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