身体だけじゃなく、道具もメンテナンス♪ | 東洋医学の役立つ情報を発信『ヨスガのブログ』 | 縁庵 - 茨木市の東洋医学専門の鍼灸院

普段からお世話になっている道具の定期メンテナンス。

身体のメンテナンスはもちろん大事。

でも、我々鍼灸師にとっては

身体を良くしてくれる道具のメンテナンスも大事！！

何においてもモノは大事にしたいですね。

さてさて、こちらは

当院で使用している古代鍼®︎(こだいしん)です。

鍉鍼(ていしん)と呼ばれる鍼の一種でもあり、

先っちょは尖っておりますが…人体に刺入しません。

皮膚に触れるか触れないかの

ほんと紙一重くらい接触させるだけ。

そんな使い方をします。

かなりデリケートなモノで

先が傷んでいたり、欠けたりしていると

やはり効果が落ちてしまいます。

だから定期的にルーペを使って

先っちょがしっかり鋭利になっているかどうか…

細やかに確認します。

小児鍼(しょうにばり)などと同じで、触れるだけ、

もしくはほんの僅か当てるだけの施術になります。

痛みは全く伴いません。

どういう理屈かというと、

人体の表面には衛気(えき)という字の如く…

身体を防衛する気が流れております。

触れていないのに"くすぐったさ"を感じたり、ゾワゾワしたり…

指を指されると嫌な印象を受ける…とか、

人にはそれぞれパーソナルスペースというものがありますが…

これもこの衛気が関与しているものだと考えられます。

見えないが、確かにあるもの。

人は知らず知らずのうちに、無意識下で感じ取っているのですね。

それを私たちは敏感に、意識的に

感じ取って施術をするんです。

鍼というものは"刺せば効く"というわけではありません。

例えばですが…表面に異常があって症状が出ている場合、

鍼を刺すことで奥へ沈み込ませてしまう可能性があります。

こういった病状の、病の位置の見極めを、

しっかりカウンセリングを行い、

丁寧にお身体の反応を確認して行います。

一人ひとり、オーダーメイドで

その人にあった施術を提供いたしますので

この、古代鍼が登場した場合には、

こういったアプローチもあるんだ！！

と思ってください。

因みに私の身体は…

この鍼がめちゃくちゃ効くんです。

コピーロボットがあればなぁ。。。笑