二十四節気『白露』食養生

query_builder 2024/09/09
茨木_鍼灸東洋医学
白露 食養生

9月の節気は白露と秋分。

今月はこのそれぞれの期間について綴ってまいります。


最近では日が昇るのが遅くなり、

朝方は涼しさを感じるようになってきましたが…

日中はまだまだ暑さを感じますね…。

今週は猛暑日(最高気温が35℃以上を超えること)も続くようで…。

秋って何?( ´_ゝ`)

って感じですね…。


しかし朝夜は秋の虫も鳴き始め、

暑い中でも初秋を感じられるようになっており…

季節はしっかり秋→冬(陰の季節)に

向かっていっているのがわかります。

暑さが落ち着き始めたら注意していただきたい

外的要因は”乾燥”と”冷え”です。


東洋医学では秋という季節と『肺』という臓器は関連が深いと考えます。

肺は乾燥に弱く、朝晩と日中との気温差による影響を受けやすいため、

咳や喉の痛みなど呼吸器の異常が現れやすい、とされています。

また、肺は皮膚とも関係が深く、肺を傷めると

皮膚にも影響が出てきやすくなります(肌の乾燥や肌荒れなど)。


「季節の変わり目に体調を崩しやすい」や

「秋に喘息を起こしやすい」という方は

東洋医学の視点で考えるとこういったメカニズムにより

症状が出ている可能性があります。

また、これから例年だと

ギックリ腰を訴える方が増えてくるのですが…

これは夏の疲れが残る中で寒暖差…

特に”冷えた時”に発症しやすい傾向にあります。


ずっと暑い日がこの先も続きそうですが、

急に冷え込んだ時が怖いですね。

十分に用心しておきましょう。


さて前置きが長くなりましたが…

では、本題入ります。


【白露の食養生】

2024年は9/7~9/21頃の期間です。

白露(はくろ)とは夜中に大気が冷え、

草花や木に朝露が宿りはじめる頃であり、

降りた露は光り、白い粒のように見えることから

そのような名がつけられたようです。

日中の暑さも和らぎはじめ、

だんだんと秋の気配が深まって来る頃ですね、本来は(笑)


そんな時季のおすすめは以下のようになります。


・梨

→梨には肺を潤して余分な体熱を排除する働きがあります。

 予防としてはもちろんですが、発熱時の水分補給や、

 回復期で残った空咳や喉の痛みにも有効です。


☆梨のハチミツコンポート

→肺を潤し乾燥から守ってくれる梨と、胃腸に元気を与えるハチミツ。

 さらにハチミツのとろみは喉をコーティングしてくれ、

 カゼ予防や喉の痛みにも◎

 梨との相性goodです。また、火を通すことで、

 梨が身体を冷やしすぎないようにしてくれるのもポイント。

 残暑で傷みやすい果物でも、コンポートやジャムにすると

 日持ちもするのでおすすめですよ〜!


・黒ゴマ

→潤い与えたり、血を補う作用があり、疲れた身体を元気にします。

 足腰の関係の深い『腎の臓』にも働きかけ、足腰を強化してくれます。


☆黒胡麻×豆乳

→豆乳は肺に滞った余分な熱を冷まし潤す作用があり、

 血を補う作用がありますので黒胡麻の効能と近く、

 相性が良いため効能をブーストしてくれます。

 また、胃に負担をかけずに胃液の酸性度を抑えるため、

 胃壁の保護に効果的です。


ーその他ー

★黒胡麻団子 

→中秋の名月(本年は9月17日ですが、満月になるのは18日です)に

 お団子を食べる・飾る、をするのが日本の風習ですよね。 

 その際のお団子を黒ゴマの団子にするのもいいかもしれませんね!


 もち米は気を補ってくれ、胃腸を強化する働きもありますが…

 カロリーオーバーには注意です。

 食べ過ぎは身体に『湿・熱』を溜め込んでしまいます。


以上、簡単にですがご紹介いたしました。

食欲の秋…と言いますし、

秋の食べ物は美味しいものがたくさんですが、

食べ過ぎにはお気をつけくださいね!


そしてまだまだ暑さが続きますので

引き続き熱中症対策は十分に行ってお過ごしくださいませm(_ _)m


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鍼灸 縁庵

住所:大阪府茨木市永代町6-19 近藤ビル402

電話番号:090-3890-4915

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