二十四節気『大寒』食養生

query_builder 2025/01/21
茨木_鍼灸東洋医学
大寒イメージ画像

2025年の大寒は1月20日から2月2日の期間です。

この期間は「一年で最も寒い時期」とされます。

この時期の寒さは、春に向けた自然界の準備でもあり、

寒さがピークに達するため「大いなる寒」と表現され、

冬の最後の節気となります

(暦上では節分を以て春の訪れ、とします)


日本ではこの時季、味噌や日本酒の仕込みが行われ、

寒さを利用した保存食品の準備が盛んになります。

寒邪(冷え)が最大になるため、寒さに打ち勝つように

気血・腎を補いつつ、免疫力をつけるもしくは

寒邪を排出するような食材を摂取しましょう。


【大寒に食べたい食材・料理】

・長ねぎ

→ねぎの辛味は身体を温めて発汗を促し、

 消化吸収も促進してくれます。

 悪寒があるカゼ引きや、その際の食欲不信時にも

 ぜひ食べたい食品です。

 トロトロになるよう火を通して消化によくして頂いてください。


☆葱鮪(ねぎま)鍋

→温性で血を補うまぐろと、

 辛味で温める作用が一層強い長ねぎを使用した

 葱鮪鍋はこの季節にピッタリです。

 腎も養ってくれるので

 寒さによって尿が近くなる人との相性も◎です。

 

・白菜

→白菜は解毒作用があり、

 体に侵入した外邪(身体に害を与える悪い気)を

 排出するサポートをします。

 発熱時や食べ過ぎによる身体の余分な熱を冷まして潤いを与え、

 呼吸器の不調や発熱時におすすめです。

 今、キャベツが高騰しているのでね…

 料理の際、白菜で代用してみるのもいいかと思います。

 まぁ、白菜も決して安いわけではありませんが…笑


☆白菜と厚揚げの炊いたん

→白菜と厚揚げはどちらも身体に潤いを与えてくれます。

 冬は肌だけでなく、身体の中も乾燥するため、

 程よい潤いの補給も大事です。

 また、発熱などの体調不良時〜病み上がりの際の

 回復食としてもおすすめです。

 油揚げは先に油抜きをすることであっさりと頂けますよ!

 因みに、この”炊いたん”は関西特有の言い方みたいですね。

 発祥は京都なのだとか…。

 関東の人にツッコまれ、ちょっとびっくりしました。

 確かによく考えなくても…

 関西弁ですもんね、炊いたん。笑


いつも簡単に、薬膳チックに料理や食材を紹介しているわけですが…

ヒトの身体は食べ物(栄養)によって構成されています。


東洋医学の概念に

『未病を治す』という考えが根本的にあるように、

病を未然に防いで継続的に練習を積めるようにしていきましょう。

その一つの手段として、

この薬膳の考えが皆様のお力になれば幸いです。

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鍼灸 縁庵

住所:大阪府茨木市永代町6-19 近藤ビル402

電話番号:090-3890-4915

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