二十四節気『立春』食養生

query_builder 2025/02/03
茨木_鍼灸東洋医学自律神経体質改善
二十四節気『立春』食養生



2025年の立春は2月3日から2月17日の期間です。

二十四節気では立春を迎えると春の訪れとし、


この時季以降は暖かい日も増えてくる、とされています。


が、


寒波の影響により、全然春っぽさを感じませんよね…笑

 

引き続き寒暖差や流行病には気をつけ、

体調を崩さないように過ごしていきましょう。



旧暦ではこの日が一年の始まりとされ、

立春を境に新しい運気が巡ると考えられていました。

この考えから立春の前日である節分に、

1年の幸運を祈って恵方(吉の方角)を向いて

太巻きを頬張る願掛けが生まれたわけですね。



ちなみに今年の恵方は西南西のやや西、でした。

「ほぼ西やん!」と思いましたが…笑

この考えも八卦の思想から来ており、

一種の占術でもあるわけでなんですね。

この話はかなり難解なので深掘りはしませんが…。


では、立春の話に戻ります。


春は『肝』の臓が関与する季節です。

東洋医学でいう『肝』は気の巡りを調節します。

気の巡り、とは簡単にいうと

自律神経の状態を示すようなものです。

気が昇ればイライラする、滞れば鬱々した気持ちや痛みの誘発、

降れば血の気がひいたようにフラフラしたりする…

など、気の状態により様々な不調を来します。

 

気は上手く巡っていると問題はおきません。

この循環が乱れてしまうことが

謂わゆる「自律神経が乱れる」という状態に近くなります。

 

春に植物が地面から芽を出し、ぐんぐん成長していくように

春の陽気が強くなってくると気も上へ昇りやすくなります。


故に冬から春の季節の変わり目は

花粉症、めまい、耳鳴り、イライラなど

上部の不調が起きやすくなります。

 

体質改善として、

立春に入った今から先手を打って対処していきましょう。


では、食養生の話に入ります。


【立春に食べたい食材】

・春菊

→字の如く、この時季にはもってこいの食材。

爽やかな香りのある春菊をはじめとする香草は

肝の働きをたすけてくれます(パクチーも良いですよ!)。

 アルカリ性食品であり、食物繊維も多く含んでいるため

 デトックス作用もあります。

 

☆春菊の胡麻和え

→春菊で肝を養い、気の流れを整えつつ、

胡麻で腎を補い、体力を付けて

残った寒さに対抗します(黒胡麻だと尚良し!)。

春菊は香りや栄養が失われないように茹ですぎないようにし、

あとは胡麻、醤油、みりんなどと和えるだけなので

比較的簡単に作れちゃいます!

夕食の副菜として是非。

 

・柑橘類

→爽やかな香り&酸味のある柑橘類は

 気の巡りを良くし、肝の働きをサポートしてくれます。

 レモン、ゆず、いよかんなど…香り高いものが一層良いですね。

また、柑橘類にはクエン酸が含まれ、

疲労回復効果も期待できるので、

肉体労働で疲労感がある人にもおすすめです。


☆ハチミツレモン

→まだまだ流行病やカゼ症候群が蔓延している乾燥する時季…。

ハチミツは咽喉を潤し、カゼ予防に効果的です。

そこに肝を養うレモン(ゆずでもOK)を浸すだけ。

ちょっとしたオヤツにも◎。

お湯で割ってホットレモンにして…

食後にホッと温まるのも良いですね。




今のようになかなか寒い日がこうも続くと

まだ春をイメージしづらいかと思います。

しかし、日照時間が短くなってきたり、

すでに花粉が飛びはじめていたり…など

じわじわ春が近づいてきている事実はあるわけです。


春は環境変化も多い時期ですので

一層、自律神経系にも影響を与えやすいときです。

この食養生を、効能はもちろんですが…

1つの楽しみとして活用していただき、

心身共にリフレッシュの役に立つことができれば幸いです

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鍼灸 縁庵

住所:大阪府茨木市永代町6-19 近藤ビル402

電話番号:090-3890-4915

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