お米は健康食材!〜東洋医学の視点で〜

query_builder 2024/01/11
茨木_鍼灸東洋医学
お米と健康

前回は散歩が健康に良い!

という話をしました。


散歩のすゝめ 〜最も!?簡単にできる健康法〜


その中で、手足を動かすことにより

消化器の機能を高める…というような話もしました。


今日はその消化器を養ってくれる食材…

お米の話をしていこうと思います!


【消化器全般に関与する脾の臓】


東洋医学の考えでは

消化器全般を支配する臓は”脾の臓”です。


脾臓と言われたらなかなか消化器とは

結びつきづらいかもしれませんが…

東洋医学での脾の臓は摂食〜消化〜吸収〜排泄まで、

消化器の全ての働きに関与してきます。


この脾の臓は”四肢(手足)”を主るため、

手足を動かすと消化器の働きが活発になる

というように考えます。


さらには”肌肉(脂肪となる部分)”も主ると言われており、

消化吸収で得た栄養を脂肪として貯蔵しますし、

その脂肪をエネルギー源として手足をよく動かします。


このように東洋医学は西洋医学とは考え方が違い、

内臓は他の器官とも深く関連し合っている、と考えます。

これは蔵象学(ぞうしょうがく)という学問です。

(西洋医学は解剖学ですね)


そして内臓にはそれぞれの臓器を養う”味”があります。


脾の臓を養うのは『甘味』です。


甘味を程よく摂ることは消化器を養い、

四肢(手足)も強化することにもつながります。

また、以前の記事にも書きましたが…

”思(思考する)”感情や、”意智(知恵)”を支配するため、

思考能力や頭の回転も良くなります。



ここからが本題!!



甘味、と言いましたが…

東洋医学は昔の中国の医学ですので

今のような人工的な甘さや、

砂糖の甘さのことを言っているのではありません。


ここでいう甘味というのは

”穀物の持つ自然な甘さ”のことです。


現在のお菓子などに使用される糖類は甘すぎるのです。



【糖質の質に注目】


炭水化物、と一括りにされますが

その”質”が全然違うのです。


日本人の場合、一番合うのはやはりお米。

お米をよく噛んで、しっかり食べることは

消化器の働きを助け、手足も強化してくれます。


薬膳の立場で考えると

お米は体を温めすぎず、冷やしもしない

バランスの取れた『平』の性質があり、

補気(気を養う)作用があります。


ですので体調不良で食欲低下が起きた時に

お粥を食べるのは消化機能を助けつつ、

元気を養うので本当に理に適っているのですよ!

昔の人の生活の知恵は本当にすごい。


それに対して甘すぎるオヤツは

甘味の過剰摂取で、脾の負担となり

消化器の働きを抑制し、四肢をも弱くしてしまい、

思考能力の低下、感情の乱れも招きます。


身体を作り上げるためのベースとなる

消化器の働きが落ちるということは…

さらには様々な不調を招くことも予想ができますよね。


食の欧米化が進んだ現代ですが…

みなさんは『お米』、食べていますか?

案外、「最近食べてないな…」という人多いんです。


あ…

と思った方は、明日からでもいいので

小麦製品から少しずつお米に戻してみましょう!!


改めて食べると…

やっぱ米…(゚ω゚)ウマー!!

と、なるはずです。笑

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鍼灸 縁庵

住所:大阪府茨木市永代町6-19 近藤ビル402

電話番号:090-3890-4915

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