二十四節気『霜降』の食養生

query_builder 2024/10/25
茨木_鍼灸東洋医学
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Microsoft Word - 二十四節気『寒露』『霜降』の食養生.docx

1年を12分割で十二ヶ月。

更にそれを分割した二十四節気。

今回は『霜降(そうこう)』について綴っていきます。


これは「そうこう」と読みます。
シモフリではありません。笑



間違えて読んでしまったら…

少し恥ずかしいですね。笑


もし間違えた場合でも大丈夫。


うまい返しがあります。


「食欲の秋だからちょっとボケただけやん〜!」


で、誤魔化しましょうwww


とまぁ、ちょっとややこしい霜降ですが…

ちゃんと意味合いもありますのでご紹介しつつ、

この時季の食養生をお伝えいたします。



【霜降の食養生】

2024年の霜降は10/23〜11/6頃の期間です。

この期間は朝晩の冷え込みが更に増し、
草花の露が霜に変わり秋の終わりが近づいてくる頃、
とされています。

が、

まだ日中は暑い日もあるし…
ようやく秋っぽさを感じられるようになったかな?
って感じになってきたのに、もう終わりが近づいてくる…
なんて悲しいですね。


近年は本当に春と秋を感じられる時季が
短くなったように思います。

さて、では本題に戻りますが…


前回の記事、
二十四節気『寒露』の食養生でもお話ししたように
秋は『肺』の臓と関連が深く、
肺の臓は乾燥と寒暖差に非常に弱いです。

これからの季節は空気の乾燥も強まりますので
肺を潤す食材をとりつつ、
体調不良に一層気をつけて頂きたいところですね。
そして秋の旬の食材は美味しいものが特に多いので
”食欲の秋”も同時に楽しんでいただきたいと思います。


では、いきましょう。



 ・柿

→肺に潤いを与える作用が強い、まさに旬の食材。

 私は大好物です。

 身体の余分な熱を除去する作用により

 カゼ引きの熱っぽさ、喉の渇き、

 空咳を改善する効果があります。

 二日酔いにも良いですよ(笑)


☆アレンジ

・焼き柿

→潤いを与える作用が強い分、摂りすぎは身体を冷やしすぎます。

 焼くことにより冷やし過ぎを防ぎつつ、

 火を通すことで甘みが増し、

 トロトロになるので消化も良くなります。

 (消化管と関係が深い脾の臓も補ってくれます)

 シナモンを少量振ることでも 冷え予防になります。

 (漢方でいう桂枝湯のような働きに近くなります)


・豆乳

→大豆製品は気を補い、血液以外の水分を補う作用があります。

 ただし、大豆に含まれるイソフラボンは

 適量なら健康には良いですが…

 過剰摂取は女性ホルモンの乱れに繋がる可能性があるので

 気をつけましょう。

【1日摂取量目安上限 70〜75mg/日

 ▶ 豆乳 200ml〜300mlほど(一般的なグラス1杯程度)】


☆アレンジ

豆乳鍋

→津液と血を補い身体全体を潤す豆乳は、

 肌トラブルにも効果があります。温めて摂取するのが◎.

 また鍋料理はお肉、魚介、お野菜...

 アレンジを効かせやすく簡単で栄養バランスも整えやすい。

 基本は豆乳と水を1:1の比率で

 (濃さはお好みで調整してくださいね)、

 後は白だしや料理酒で味を調整してください。


そのほか、サトイモ、サツマイモ、ジャガイモなどのイモ類も

気血を養いつつ、整腸作用があるのでおすすめです。


そしてレンコンも柿に似て、肺を潤し、

喉の痛み、咳、痰などが生じる呼吸器の

炎症を抑える作用があります。

トロトロに煮込んでポタージュにすると消化にも一層良いですよ。


但し、今挙げたこれらは食物繊維がたくさん含まれているため、

たくさん摂取してしまうと、ガスが発生して

お腹の張りや急な便意を催してしまう可能性があるため

食べ過ぎには注意が必要です。

前回お話した栗もそうですね。


食欲の秋というものは

ただ単に美味しい、というだけでなく

先の冬の寒さに耐えるための前準備にもなりますので

しっかりと旬の食材を、正しく、おいしく食べて

食養生していきましょう〜!

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鍼灸 縁庵

住所:大阪府茨木市永代町6-19 近藤ビル402

電話番号:090-3890-4915

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