季節の変わり目にご注意を―寒暖差がもたらす風寒邪と体調不良への対策―

query_builder 2025/09/23
茨木_鍼灸東洋医学
季節の変わり目に寒暖差がもたらす風寒邪と体調不良への対策

季節の変わり目は「風寒邪」に要注意

本日で秋分を迎えました。

朝晩は涼しさを一層感じられるようになる一方で、

日中はまだ汗ばむ残暑がまだ続いています

(気象庁は今年は10月いっぱいは暑いと言っておりますね…)。


寒暖差は、最近では『寒暖差アレルギー』と呼ばれるほど

身体に影響を与えることが認められてきています。


しかし、実際には寒暖差でアレルギー反応を起こすことなどなく、

自律神経が乱れることで、アレルギー反応のような症状が現れることから、このように呼ばれるようになったわけです。


東洋医学では、この寒暖差は“風寒邪(ふうかんじゃ)”が身体に悪い影響を及ぼしやすくなる、と考えます。


身体が冷えた結果として…


  • カゼ症候群(一般的な風邪:カゼ)
  • 呼吸器系の不調(咳、喘息の悪化など)
  • 急なぎっくり腰や肩の強いこり、寝違えなど

が毎年増える時季でもあります。


「えっ、ぎっくり腰も!?」

と思った方もおられるでしょう。


はい、

冷えからくるぎっくり腰もあるのです。


今回は寒暖差の影響で起こり得る

季節の変わり目に発症しやすい不調について綴ります。


皆さんもきっと心当たりが…

「朝は冷えるから長袖を着たのに、昼間は暑くて汗だく」

「寝るとき半袖で寝たら夜中に寒くて目が覚めた」

このような経験はありませんか?


私もランニング後に汗が冷えてゾクッとすることがありますし、

患者さんから、季節の変わり目に「体調を崩した」

という相談が増えるのは毎年のことです。


しかし、季節の変わり目だから体調がおかしくなるのではなく…

季節の変化に見合った行動ができていない、

もしくは季節の変化に身体がついていけていないために

不調をきたすわけですね。


つまり、日頃から季節に合った養生をしておき、

少しエラーを感じたら鍼灸や漢方でもなんでもいいので治療をする。

こうすることによって不調を未然に防ぐことができます。


いわゆる「未病を治す」というやつですね。

東洋医学ではこれが大原則です。


今日からできるセルフケアと鍼灸の活用

【服装の工夫】

まずは普段の服装から養生してみませんか?

夜まで予定がある時は温度調整がしやすい薄手の羽織やストールを持ち歩きましょう。

もしくはインナーシャツや下着の替えを持っておくのも良いかもしれません。

特に首・手首・足首など「冷えやすい三首」を守るのがポイントです。

中でも首元には”風門”と呼ばれるツボがあり、
ここから風寒邪が侵入すると言われております。


寒いとき…

首元がゾクっとすること、ありませんか?


あれがまさしく、風寒邪に破られた(襲われた)ということです。


特に眠っているときは、人体を守っている衛気の働きが休まり、無防備な状況になりますので、就寝時の服装には気をつけたいところです。


お勧めは首元にタオルを忍ばせること。

発汗しても汗を吸い取ってくれますし、寒さ予防、汗冷え予防にもなってくれます。
(健康人は少なくとも就寝中にコップ1杯(約200ml)程度、発汗すると言われております)


是非、試してみてください。



【鍼灸で未病治】

鍼灸をはじめとした東洋医学には未病治(病になる前に整える)という考え方が根本的にあります。


定期的な鍼灸施術で気血の巡りを整え、免疫力を高めることが、風寒邪の侵入を防ぎ、この時季の体調不良予防につながるといえます。


不調が出てから施術を受けるのではなく、

未然に防ぐことが健康の秘訣、ということですね!


【呼吸器を守る食養生】

前回も紹介しましたが、

東洋医学の古典『黄帝内経・素問』には
「夏の不養生は秋に呼吸器疾患を患いますよ」

といった記載があります。


前回記事はこちら
夏バテを防ぐ!西洋医学と東洋医学が教える原因・予防・食事法


食養生(薬膳)の観点では

呼吸器と関与の深い”肺”を潤す「白い食材」がおすすめです。

大根や梨、百合根、白キクラゲなどは乾燥による咳の予防にも◎

温かいスープや生姜入りのお茶などで夏場に冷えてしまった胃腸を温め、労ってあげましょう。



今こそケアを始めるタイミング

「朝が重だるい」

「肩や腰が張る」

「寝ている間に寒くて目が覚める」

これらは身体が冷えの影響を受け始めているサインかもしれません。


鍼灸 縁庵では元々のお困りの症状が良くなってからも、

未病治の考えの元、定期的に施術を受けることをお勧めしています(2週間で節気が変わるため、2週間に1回を推奨しております)。


このように定期的に施術を受け、養生アドバイスで体調を整えておくと、この先の季節に向けた土台づくりになります。


今の時季ですと、


  • 一枚羽織れる服を持ち歩く(3首を冷やさない)
  • 温かい飲み物で内側から保温
  • 肺を潤す食品を意識して取る


どれも今日からできるシンプルなことばかりです。

身体を冷えから守る小さな積み重ねが、大きな不調を防ぎます。

是非、取り入れてみてください。


まとめ

秋分前後は、残暑と冷えの両方が身体を揺さぶる季節です。

この寒暖差にやられて気づかぬうちに体調を崩さないよう、服装・食養生・鍼灸で風寒邪に負けない身体づくりを始めてみてくださいね。


この秋も元気に、健やかに過ごしましょう!

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鍼灸 縁庵

住所:大阪府茨木市永代町6-19 近藤ビル402

電話番号:090-3890-4915

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