顔面気色診-面色萎黄-

query_builder 2023/12/23
茨木_鍼灸東洋医学
顔面気色診 面色萎黄

顔面気色診

顔色についての話を続けてお届けしております。


顔面気色診 -面色紅-

顔面気色診 -面色白-

顔面気色診 -面色青-

顔面気色-面色黧黒ー


今回が五色の最後。

『面色萎黄(いおう)』です。


字の如く、顔色が黄色っぽく、艶がないものを示します。


始めに…気をつけてもらいたいのが、

これはあくまでも

”顔面部における色”の話ですので

黄色っぽい顔色と言いましても、

黄疸とは異なりますので

間違いないようにご注意ください。


ではいきましょう〜。


【黄=身体の弱り+湿気の停滞?】

霊枢・五色篇

「五色をもって臓に命す…黄は脾となす」とあり、

証治準縄・察色要略では

「黄色は土に属す、湿を主る、則ち足の陰脾経の色なり」

などとあります。

黄・脾の臓・湿は密接な関係にあることが

昔から言われているわけですね。


脾の臓については以前にも綴っているので、

こちらをご覧ください。

五臓六腑〜脾の臓〜


脾の臓は中焦(人体の中部)にあり、

消化器全般と関連が深いです。


そういったことにも注目しつつ…

例を上げていきます。


①食欲不振、食べると食後にお腹が脹る。

 便がいつも緩い(泥っぽい〜水様便)

 倦怠無力感があり、息切れしたり疲れやすい。


②顔や手足が浮腫む、身体が重だるい。尿量が少ない。

 食欲不振で水分も欲さず、飲むと気持ち悪い。

 便は緩くて泥っぽい。雨天時に一段と気だるくなる。


サブタイトルにもあるように身体の弱りから、

面色萎黄が出ることが多いように思います。


①これは中焦(脾・胃)の気の弱りそのものですね。

 気が弱るためにを身体の循環する力が低下して

 各部分の気血不足が生じ、肌を栄養できなく

 なるために生じるものと考えます。

 消化器の弱りに加えて気がそもそも不足しているために

 倦怠無力感や疲れやすさが出ます。


②これは脾の臓の気が低下して、水分代謝が悪くなり、

 湿気が体内に停滞している状況です。

 ①の症状に加えて浮腫み症状や、尿量の減少など

 水捌けが悪くなっている症状が出ますので

 ①との鑑別診断はつきやすいかと思います。


この場合、どちらも消化器の弱りが診られるので

脾胃の気を立てていくのはもちろんですが、

②の場合は水捌けが良くなるように、

もしくは水を除去してあげる必要があるので

少し処置も異なってきます。


こうした似たようなものでも、

しっかりと弁別すると…

治りの早さが違ってきますので

丁寧な観察及び確認は大事ですね。


上記以外でも、

血の不足(血虚)の場合でも

面色萎黄が出る場合があります。


ん?

前回の面色白も…

血の不足じゃなかったっけ?


と思われる方もいるかもしれませんが…

何が原因で血が不足するのかの違いですね。

あと体質にもよりますが…。


この場合の血の不足とは、

脾胃の虚弱により、飲食ができず

血が生成できないために血の不足…

栄養不足になって生じている場合です。


前提として脾胃の弱りがあることですね。

古典でいう「黄色は…足の陰脾経の色なり」

の言葉がここで生きてくるんですよね。

(体質として脾胃がもともと強くない方は

大出血や慢性的なストレスなどで血を消耗しても

白っぽくなるより、黄色を呈すことがあります)


また、脾胃が弱ってくると

まとまった思考力が低下するとされ、

ものごとをクヨクヨと考え詰めたり、

頭がボーッとして働かなくなったりします。


進行し続けると、うつ病などのように

少しマイナス思考に傾いたりすることもあります。


脾胃は四肢を主る、とも言われているので

しっかり手足を動かすような有酸素運動をしていると

脾胃が強化され、思考もスッキリするので

「健全なる精神は、健全なる肉体に宿る」と言うように

やはり定期的な運動は大事なのですよ〜。



【現代の”美容”に対して思うこと】

と…

これまで顔色について何回も分けて話してきましたが…

これにて一旦終了!!


私もブログを書きながら患者さん色調の観察を

一層気をつけながら行っていましたが…

(顔面部だけに限らずね)

やはり新しい発見があるものですね。


見つけたことを頭に入れて、古典を読み返すと

なるほどなぁ、と思ったり、

昔の人はよく言ったもんだな…と感心してみたり、


そして人体っていうものは本当に面白いなと、

鍼灸、東洋医学は面白いなと感じましたね。


最近は女性に限らず

男性もが化粧をする時代になっていますが…


表面だけを取り繕えばOK、ではなく

やはり身体の中から美しくなってもらいたいものです。


身体内から…もっと言えば心の中から輝きを

発していただけるように、私はお力添えができたらな…

と思う所存ですm(_ _)m


逆に…

私が色っぽく、白塗りにして

「失礼致します〜」

とか

「お越しやす〜」

とか言いつつ

治療ブースに入ってくるのも…




うーーーん…





アリやなぁ。笑


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鍼灸 縁庵

住所:大阪府茨木市永代町6-19 近藤ビル402

電話番号:090-3890-4915

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